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「祖母と梅干し」前編
祖母が明治生まれだと話すと、大抵の人は驚く。
確かに、私の世代では珍しいかもしれない。
友人の家なら、曾祖母でもおかしくないくらいだ。
この祖母。
とにかく礼儀に厳しい、チャキチャキの江戸っ子だった。
暇さえあれば、孫に口を酸っぱくして訓示を垂れる。
「目上の人を敬いなさい」は、まあいい。
「人様に感謝の心を忘れないようにしなさい」も。
でも。
「意地悪をしてくる人間にこそ、優しく接しなさい」
という教えだけは、素直に聞き入れることができなかった。
祖母いわく「どんな人にも誠意を尽くせば気持ちは伝わる」ということらしい。
なぜ、自分に意地悪をしてくる人間に優しくしないといけないのかと、
私は言われるたびに腹がたっていた。
それでも、祖母のいうことは我が家のバイブル。
その教えを粛々と受け入れているふりをしていたのが、小学生低学年の頃。
口うるさい祖母を内心煙たく思いながら、日々を過ごしていた。
三年生に上がる年。父の転勤にともない、引っ越しをした。
それまで住んでいたビル群が立ち並ぶ大都市から、工場が軒を連ねる職人の町へ。
小さな路地が迷路のように行き交い、野良猫はにゃあにゃあと鳴く。
見るもの聞くものすべてが新鮮で、毎日が探検だった。
ただ、転校した小学校ではなかなか友達ができなかった。
同級生たちが交わす独特の方言での会話は、聞き取ることはできないし、
もちろんしゃべれない。
探検隊を結成して、町を縦横無尽に駆け巡りたいという願いはかなわぬまま、
夏休みを迎えてしまった。
当然、一人ぼっち。朝起きる。
ラジオ体操に行く。
帰宅して宿題をする。
昼寝。
アニメの再放送をみる。
夕方に近所をウロウロ。
そんな毎日の繰り返しだった。
このままずっと、友達ができないのではという不安にかられ、
前に住んでいた場所へ帰りたくてしかたがなかった。
誰にも現状を打ち明けることができない。
友達がいないなんてかっこわるい。
悶々とした日々が続いていた。
夏休みが終わって、学校にいくのも嫌で嫌でたまらなかったある日。
そうだ、お盆の頃だ。
夕暮れといってもまだ日が浅い午後5時。
送り火を始めた祖母を尻目に、鬱々とした気持ちを持て余しながら、家を出た。
どの家でも送り火が始まっている。
往くあてもない私がたどり着いたのは、近所の神社だった。
ドーベルマンさながらの美しい肢体の狛犬が物珍しくて、私のお気に入りの場所だった。
その日の境内には、なぜか普段は見かけない子どもたちが集まっていた。
仲よさげに談笑している姿を目にした瞬間、引き返そうと思った。
あの輪の中には入れないから。いたたまれない気持ちになるのは、目に見えている。
しかし、子どもたちの一人が私を呼んだ。
手招きをした。何が起こったのか、最初はわからなかった。
目を疑ったけれど、たしかに目の前で私に手招きしている。
恐る恐る近寄ると、彼らは口々に言った。
「遊ぼう」と。
それはなかなか馴染めない方言で言われたはずだったのに、
その時だけはするりと伝わってきた。
自分たちの間ではやっているという「梅干し鬼ごっこ」をしようと、しきりに提案してくる。
君は「梅干し鬼」の役だ。「梅干し鬼」は主役だからすごいことなんだ。
そんな重要な役を任せてくれたことが、単純に嬉しかった。
詳細も聞かぬまま「梅干し鬼」役になった私は、
みんなが散り散りになるのを見届けて、勇んで探しに出かけた。
出かけて探して、どんなに探しても、みんなどこにもいなかった。
どこにいったんだろう。
どうしていないんだろう。
不安な気持ちになりながらも、
その時の私は初めて遊びに誘ってくれたことが、ただただ嬉しかった。
だから、一生懸命みんなを探した。
探して探して探して。
日もとうに暮れた頃、祖母が私を探しに来た。
遅くまで帰ってこない孫に腹を立てているのか、
表情はみるからに怒っていたけれど、まだみんなを探せてない私は、必死に訴えた。
「今日、梅干し鬼ごっこをして、僕が梅干し鬼の役なんだよ!
みんなを探さないといけないんだよ。」
その訴えを聞いた祖母は、険しい表情が一変。
私の手を握り、今まで聞いたことが無い、優しい口調で語りかけてきた。
「もうみんなお家に帰っているから、私達も帰りましょう。」
いつもの厳しい祖母だったら、言うことを聞かず、まだみんなを探していたかもしれない。
ただ、幼いながらに祖母の変化にただならぬものを感じた私は、
素直に祖母と一緒に家に帰り、帰って縁側に二人で座り、
祖母が漬けた梅干しを食べた。
皿に梅干しをよそってくれる祖母は、なぜか涙を流していた。
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