作家でえらぶ > 寺村 光輔
◆展覧会情報 アートスペース油亀企画展 寺村光輔のうつわ展「貫く」
2023年12/16土→24日 11:00→19:00 入場無料 会期中無休
会場:アートスペース油亀 〒700-0812 岡山県岡山市北区出石町2丁目3-1
お問い合わせ:086-201-8884
寺村光輔 在廊日
2023年12月16日(土)
寺村光輔のうつわ展オンライン展
2023年12/18(月)19:00スタート!
己が信じた道を貫きたい。ただ、それは時として非常な困難を伴う。果たして、これでいいのだろうか。迷い、揺れ動き、逡巡しては、異なる方向へと足を向けて、逃げ出したくなる。しかし、在りし日に思い描いたうつわを、陶芸の道を志すなら、自身の手で成し得んと切望したうつわを、作り出すために模索を重ね、歩み続けてきた一人の陶芸家がいる。「貫く」ことが困難な時代だから、見てほしい。決して屈することなく、逃げることなく、貫いてきたからこそ生み出された渾身作の数々を。「温故知新」を体現、受け継いだ「伝統」から、新たな「益子焼」を世に送り出す陶芸家、寺村光輔。作品が持つ「陰翳」の美しさや、料理を盛り付けた際の「余白」は必見。本展では新たな境地に挑んだ象嵌作品や陶板作品、長年に渡って愛される「原点」と言える日常食器、花器、酒器、陶製オブジェを含む、1200点を超える作品が集結いたします。会期中にお買い上げのお客様には、彼が調合する釉薬についてまとめた「釉薬大辞典」を進呈いたします。
益子の土の個性がそのままうつわに
陶芸の産地、栃木県益子の地で民藝の濱田庄司(はまだしょうじ)氏など先人たちが生み出した伝統を受け継ぎ、土とまっすぐに向かい合う。陶芸家、寺村光輔(てらむらこうすけ)。彼は伝統を受け継ぎ、近隣の農園など、身近な場所から手に入る土・木々の灰を作品に取り入れ、そこからまた新しい益子焼を生み出そうと研究を続けている作り手です。今や幻の土とも呼ばれる益子特有の希少な寺山白土(てらやましろつち)をベースに、林檎、梨、ナラなどの木灰を掛けあわせ調合し、木々によるうつわの発色の違いを研究。益子の土との掛け合わせで多彩な作品を生み出します。 そして、自然の恵みから生まれる灰釉(はいゆう)も寺村光輔作品の特徴の一つです。特に、林檎の樹の枝を燃やしてつくる林檎灰釉(りんごはいゆう)を使用した作品は、独特の温かみを感じさせる、寺村光輔の大人気シリーズ。手間のかかる工程を丁寧にやりとげていくことで、うつわを使う人の気持に寄り添った作品を生み出しています。その使い勝手は抜群で、日々のくらしの中で気持ち良く使い続けることができるのです。
東京都に生まれた寺村光輔が、益子の地を選び、窯を構え、毎日ひたむきに創り出した、うつわたち。ぜひお楽しみください。
栃木県益子の陶芸家、寺村光輔(てらむらこうすけ)の特集展
アートスペース油亀で開催された、寺村光輔のうつわ展「原点」 の記録こちら
寺村光輔 / Kosuke Teramura 栃木県芳賀郡益子町在住 1981年 東京都生まれ 2004年 法政大学経済学部卒業 益子にて若林健吾氏に作陶を学ぶ 2008年 益子町大郷戸に築窯 独立 2015年 アートスペース油亀企画展寺村光輔のうつわ展「温故知新」個展開催 2017年 アートスペース油亀企画展寺村光輔のうつわ展「陰翳礼讃」個展開催 2019年 アートスペース油亀企画展寺村光輔のうつわ展「余白」個展開催 2021年 アートスペース油亀企画展 寺村光輔のうつわ展「原点」個展開催 2023年 アートスペース油亀企画展 寺村光輔のうつわ展「貫く」個展開催 益子特有の土と近隣から手に入れた木の灰を使い伝統を踏まえながら「現代」の暮らしに必要なうつわを提案。日々、本来大切にすべき「美しいもの」を探求する。彼の作品は料理を盛り付けたときにこそ、うつわの真価が発揮される。 写真提供:アートスペース油亀 https://www.aburakame.com |
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