第十一回「夏に雪が降る国で」完結編
「夏に雪が降る国で」完結編
ようやく、雪華をみつけたのに。
宝冠が作れない。
少年の身体は、ボロボロでした。
「あともう少しなのに、どうしても身体が動かないんだ」
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お姫様は自分が少年の代わりになれたら、どんなにいいだろうと。
自分を助けてくれた少年のために、涙を流しました。
そんな彼女を見て、少年もまた、涙を流しました。
二人が涙を流したまさにその時。
覚えのある羽音が、聞こえて来ました。
そう。
お姫様が高い高い塔に閉じ込められていた時の、お友達。
小鳥たちです。
小鳥たちはくちばしに、ちいさな瓶をくわえていました。
それは、お姫様が小鳥たちにあげていた、夜の雫でした。
小鳥たちは少年に、「夜の雫を飲みなさい」と差し出します。
すると不思議なことに、少年はたちまち元気になったのです。
こうして長い長い年月をかけて、「雪華の宝冠」は完成したのです。
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さてさて。
完結編と銘打ってはおりますが。
読者の知らぬところで、物語は続いていくのです。
夜の女神様に捧げるために、お姫様と少年は旅立ちます。
お姫様が純白の宝国に来た時は天馬でひとっとび。
でも、今度は大切な宝冠を携えて、歩き続けるのです。
お揃いの時計を身につけて。
テゥクタクティクタク、ティティティン。
二人の懐中時計の音が重なります。
果たして、針が何回まわったら。
たどり着くのでしょうか。
お姫様がいた国。
夜の女神様がいる漆黒の国へ。
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